泥染研修!
奄美大島、金井工芸さん。
私が泥染(宍喰祇園染)を始めたきっかけはwebサイト等に記載していますが、やり始めの頃はコロナ全盛期でもあり泥染本場の奄美大島には非常に行きにくくyoutube先生やgoogle先生で徹底的に調べ上げ実践の繰り返しで今があります。
コロナウイルスも落ち着きを見せた今、藍の種蒔きが始まる前のこのタイミングで奄美大島に行きました!
金井工芸さんは泥染業界でもとても有名な工房です。今回アポを取ろうと思っていた時に一本の電話。
melanieからです。→
@ainisomatte
melanieは岡山県美咲町で活動する藍師・染師です。
以前にハイカラーハンドワークスに宿泊してくれた時からの友人です。
つい最近宿泊に来ていたオーストラリアの染色家heather→
@wildheather_australia
は奄美大島に行き金井工芸に行くよと言っていました。
彼女が奄美を出る時に私が行くというタイミングで空港で逢えたらいいね~なんて話してました。
heatherが金井工芸さんに行った時にmelanieはなんと2か月間スタッフとして働いていてheatherから私が奄美大島に行く事を聞き電話を掛けて来てくれました!
melanieのお陰で一日タップリと時間を取ってもらえる事になりました。
泥染とは?
字のままですが、泥で染めます。
奄美大島は蘇鉄が群生しているため泥田の鉄分含有量がとても高いそうです。
ただ泥で染めるのでなく、植物タンニンで染めた布を泥田の鉄分で媒染するという事です。
言ってみたら草木染の鉄媒染なんですが古くから泥染と言われ続けています。
奄美大島の泥染めと言えば大島紬が有名です。
あの黒はどう出すのか?
体験してきました!
タンニンはシャリンバイを使用。チップ上にして17~8時間程火にかけて色素を取り出します。
燃料にするのは前回色素を取り出したシャリンバイ。この循環は素晴らしいです!
シャリンバイの煮出し液はハイカラーの藍の茎よりも赤が強いです。
何度も何度も繰り返し染め続けるとサツマイモのような赤。
泥田で染めます。
一気にグレーな感じになり、またシャリンバイで染め、田んぼに移動してシャリンバイで染めてを繰り返すことでドンドン色が濃くなります。
私は黒にしたかったので黒に持っていく工程を丁寧に教わりました。
洋服で見かける泥染は濃茶が多いですよね!
いや~ホント良い機会でした。
金井工芸の社長、ユキヒトさん。スタッフの皆様。melanie。
有難う御座いました。
今後は色のバリエーションが今後は増やせそうです。
早速帰ってから色々とテストしてます!
当分は色実験続きます~
奄美大島もう一つの目的
そうサーフィンです!
四国の海も広くキレイで大好きですが、奄美大島のトロピカル感はヤバすぎでしたね。
波のサイズはあまり上がらずに東シナ海側では残念ながらノーサーフとなり太平洋側で毎日サーフィン楽しみました。
日常では作業もあるので一日海にいる事ってほぼ無いので贅沢な時間でした。
can.nen surf ユーセイくん。
弁護士サーファー 和田さん。
楽しい時間を有難う!
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